インディペンデント紙の報道によると、新型コロナウイルスによる死者数のさらなる急増を防ぐ政府の計画の下、入居者が親戚と連絡を取り合えるよう、英国の介護施設数千カ所に最大11,000台のApple iPadが無料で提供される予定だという。

この無償提供は、政府の成人社会福祉冬季計画で入居者への面会に関する厳格な規制が定められた1週間後に発表された。ロックダウン対象地域にある介護施設は、入居者が人生の終わりに近づいている場合など、「例外的な状況」に限り面会を制限する必要がある。
保健社会福祉省は、iPadの導入により「不要な訪問を減らし、入居者が友人や家族と連絡を取り合うことでウイルスの蔓延を阻止できる」と述べた。職員はiPadを使って患者の記録にアクセスしたり、薬を再注文したり、一般開業医や他の医療専門家とオンラインで相談したりすることも可能になる。しかし、インディペンデント紙によると、各施設は既存の機器とベッド数に応じて1台か2台しか申請できないという。