米国では7500万人がスマートスピーカーを使用している

現在、米国では7,500万人がHomePodなどのスマートスピーカーを使用しており(ただし、Appleのデバイスの市場シェアはごくわずかです)、そのうちの半数以上(3,900万人)は少なくとも週に1回はHomePodを使ってスマートテレビ、ビデオストリーマー、その他のテレビデバイスを操作しています。 

この調査結果は、Strategy Analyticsの最新レポート「2019年スマートスピーカーユーザー調査 – 米国結果」によるもので、2019年7月と8月に1,136人のスマートスピーカーユーザーを対象に実施された調査に基づいています。つまり、テレビユーザーの8人に1人が、番組、映画、ビデオの検索、チャンネルの変更、音量の変更、テレビの電源のオン/オフなどに音声を使用していることになります。

調査によると、テレビの音声操作で最も頻繁に使用されるのは電源のオン/オフで、次いで音量調整、番組の検索と再生となっています。チャンネル変更も日常的に行われることが多くなっています。

「テレビのリモコンの終焉は長年予測されてきました。しかし、視聴者はついに実用的な代替手段、つまり自分の声を見つけたようです」と、Strategy Analyticsのスマートスピーカー&スクリーン担当ディレクター、デイビッド・ワトキンス氏は述べています。「スマートスピーカーは、動画サービスやテレビ本体の使い勝手をさらに向上させ、コンテンツを見つけやすくしています。」

副社長兼主席アナリストであり、本レポートの著者でもあるデビッド・マーサー氏は、次のように付け加えています。「NetflixやAmazon Primeといったオンライン動画サービスの成長に伴い、人々が動画コンテンツを見つける方法は急速に変化しています。テレビ操作デバイスとしてのスマートスピーカーの人気の高まりは、テレビの変革における新たな段階を象徴しており、コンテンツ所有者は、こうした新たなユーザーエクスペリエンスによってもたらされる避けられない混乱に備える必要があります。」