ブルームバーグによると、台湾を拠点とするアップルのサプライヤーであるフォックスコンは、東芝の半導体製造事業の25%を取得し、アップルが株式の20%を管理するという取引を迫っている。

東芝は中核事業であるメモリチップ事業をスピンオフさせ、外部投資家を募っている。この動きにより、iPhoneなどの製品向けメモリ技術を独占できるようになるため、Appleも関心を示す可能性がある。
フォックスコンの広報担当者ルイス・ウー氏はブルームバーグに対し、同社の買収提案はアップル、シャープ、ソフトバンクから広く支持されており、すぐに交渉を進める準備ができていると述べた。ウー氏はフォックスコンの買収提案額については明言しなかったが、「事情に詳しい関係者」によると、同社の提示額はKKRとベインキャピタルが率いる2つのライバルグループよりも高いという。