Appleは、「熱と電力の緩和制御機能を備えたスピーカーキャビネット」に関する特許(特許番号10,264,355)を取得しました。HomePodが熱くなっているという感覚はありませんが、Appleはさらに強力なスピーカーを開発しているのかもしれません。
特許のキャビネットとは、スピーカードライバー(スピーカーとツイーター)が取り付けられている筐体を指します。キャビネットの電力レベルは、スピーカー(HomePod ではないかと推測します)のオーディオ信号の出力によって決まります。

目標電力レベルは、スピーカーキャビネットの温度データに基づいており、温度データの変化に応じて変化します。動作電力レベルと目標電力レベルに基づいて、スピーカーキャビネットのオーディオ出力を制御するための2つ以上の制御パラメータの値が生成されます。これらの制御パラメータのうち少なくとも1つは、特定のオーディオ周波数帯域のゲインを制御します。生成された制御パラメータの値に応じてオーディオ信号が調整され、これにより、オーディオ出力中のスピーカーキャビネットの消費電力が削減されます。
Appleは特許出願の中で、スピーカー、特にワイヤレススピーカーが家庭内外で普及しつつあると指摘しています。これらのスピーカーは、BluetoothまたはWi-Fiを介してコンピュータネットワーク経由でオーディオソース(デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォンなど)とワイヤレスでペアリングし、オーディオソースからワイヤレスで受信したオーディオ信号のレンダリングと再生(出力)を行うことができます。
しかし、このようなスピーカーを一般的なキャビネット内に設置すると、熱が発生し、スピーカーが損傷する可能性があります。Appleはこれを改善したいと考えています。
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。