アップルが「アクティブ光学中心窩を備えたヘッドマウントデバイス」の特許を取得

Appleは、噂の「Apple Glasses」を示唆する新たな特許(特許番号10,642,049)を取得しました。この特許は「アクティブ光学中心窩を備えたヘッドマウントデバイス」と呼ばれています。

噂の信憑性次第で、このデバイスは今年、来年、2021年、あるいは2022年に登場します。動作させるためにiPhoneに接続する必要の有無は不明です。また、Apple GlassesにはカスタムメイドのAppleチップと「rOS」(リアリティ・オペレーティングシステム)と呼ばれる専用OSが搭載されるという噂もあります。

新たに付与された特許において、Appleは、高解像度の画像を電子機器の画面に表示する場合、画面全体にフル解像度で画像を表示するのは「負担が大きい」場合が多いと述べています。Appleのアイデアは、画像の重要な部分のみをフル解像度で表示する中心窩形成技術であり、ディスプレイシステムの負担を軽減するのに役立ちます。

また、場合によっては、ユーザーの周囲の画像がディスプレイに表示されることがあります。しかし、Appleは、画像センサーを使ってユーザーの周囲の環境全体を高解像度で取得することは「負担になる」可能性があると述べています。同社はこれらの問題を軽減したいと考えています。

特許データの要約は次のとおりです。「ヘッドマウントデバイスに搭載されたパススルーカメラは、ヘッドマウントデバイスのディスプレイに表示するための画像データを撮影する場合があります。しかし、ユーザーの視野の周辺にある低解像度の画像をディスプレイに表示するために、低解像度の画像データのみが必要になる場合があります。」 

したがって、パススルーカメラは、ユーザーの視野のうち直接見ている部分に対応する高解像度画像のみを撮影し、ユーザーの周辺視野にある現実世界の物体に対応する低解像度の画像データのみを撮影する可能性がある。カメラモジュールが高解像度画像を選択的に撮影できるようにするために、パススルーカメラには、2つ以上のピクセル密度を持つイメージセンサー、歪曲レンズ、および/または1つ以上の平面ミラーまたは曲面ミラーが含まれる場合がある。カメラモジュール内の任意のコンポーネントを調整することで、高解像度画像データで撮影するシーンの部分を変更することができる。