アップルの特許申請は、感覚障害者向けの誘導装置に関するものである

Appleは「感覚障害者向け誘導装置」に関する特許(特許番号10,254,840)を出願した。これが実現すれば、iPhoneを仮想杖としても使えるようになるなど、様々なことが可能になる。 

あるいは、感覚入力機能を備えた「Apple Glove」が誕生するかもしれません。他にも、同様の機能を備えたApple Watchや、Apple製のスマートウェアなども考えられます。

特許出願において、Appleは、人々は日々遭遇する様々な環境を移動し、インタラクションするために様々な感覚を利用していると述べています。しかし、多くの人々は何らかの形で感覚障害を抱えています。聴覚障害、あるいは少なくとも部分的に聴覚障害がある人、視覚障害、あるいは少なくとも部分的に視覚障害がある人などです。

感覚障害のある人の中には、周囲の環境を移動したり、交流したりするために、誘導装置や支援関係を利用する人もいます。例えば、視覚障がいのある人の中には、周囲の環境を移動したり、交流したりするために杖を使う人もいます。また、盲導犬を使う人もいます。 

本発明の概要は以下のとおりです。「誘導装置の周囲の環境に関するセンサデータを取得する。このデータに基づいて、環境モデルを生成する。このモデルは、少なくとも誘導装置の入出力タッチ面にマッピングされる。このマッピングに基づいて、少なくとも入出力タッチ面を介して、誘導装置のユーザに触覚出力が提供される。また、モデルに基づくその他の出力も提供され得る。」 

「ガイダンス装置は、環境に関するデータを取得するセンサー、ユーザーからの入力を受信および/またはユーザーへの入力を提供するための入出力機構、モデルを生成および/またはモデルを様々な入出力機構にマッピングするための処理装置およびその他の構成要素など、様々な構成要素を含むことができる。さらに、ガイダンス装置は、これらの機能を実行するために、1つ以上のそのような構成要素を備えた様々な電子機器と連携および/または通信することができる。」

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。