バークレイズの調査グループは顧客向けメモの中で、アップルのスマートホーム製品は売り上げを伸ばすことはないが、顧客ロイヤルティを高めるだろうと述べている。
アナリストのマーク・モスコウィッツ氏、ダニエル・ガイド氏、チャン・リウ氏は、Siriが7億台以上のデバイスで利用可能であるのに対し、Echoは2000万台にとどまっているという点で、AppleはAmazonに対して優位性があると述べている。さらに、iPhoneは「ユーザーフレンドリーなインターフェースと常にユーザーと接する存在」であるため、スマートホームにとって「自然なコントロールパネル」となると付け加えている。

それでも彼らは、Appleがスマートホームの利用を短期的に実質的な収益につなげられるかどうかについては懐疑的であり、9月に発売予定のHomePodスマートスピーカーは「補助的な製品」にとどまるだろうと見ている。明るい材料としては、バークレイズのアナリストは「iOS/iPhoneがコネクテッドホームのコントロールパネルとして使えるようになれば、ユーザーにとってプラットフォームの変更はより困難になるだろう」と述べている。