将来のAirPodsには圧力感知機能が搭載される可能性があります。Appleは、よりフィット感の高いイヤホンの開発を目指し、「圧力感知イヤホン、およびその使用システムと方法」に関する特許(特許番号20180367886)を出願しました。
特許出願によると、AirPodsには1つ以上の圧力センサーが搭載され、ユーザーの耳のサイズと形状を検知します。圧力信号はプロセッサに送られ、特定のユーザーの可聴範囲を超える周波数における音量レベルを動的に最適化するために利用される可能性があります。

Appleによると、圧力センサーはテスト環境で利用され、フィット感と周波数特性の観点から一般ユーザーに最適なサイズと形状のイヤホンを決定したり、聴覚プロファイルのライブラリを構築したりするために活用される可能性があるとのことです。聴覚プロファイルとは、耳のサイズと特定のイヤホンの測定された周波数特性を含むデータファイルのことです。
例えば、複数の異なる形状のイヤホンを大規模な母集団でテストすることで、どの形状のイヤホンが最もフィット感と周波数特性に優れているかを特定できます。また、特定のイヤホンを大規模な母集団でテストすることも可能です。各ユーザーの耳のサイズに対応する圧力信号と各イヤホンの周波数特性を記録し、データファイルにまとめて聴覚プロファイルを作成できます。
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。