iPhone 11シリーズは、3月四半期の米国におけるiPhone販売の66%を占めた。

Consumer Intelligence Research Partners (CIRP)は、2020年3月29日で終了した四半期のAppleに関する調査結果の分析を発表しました。

CIRPの調査によると、新型iPhone 11と11 Pro/Pro Maxモデルは、この期間の米国におけるiPhone販売の66%を占めた。iPhone 11は、この四半期の米国におけるiPhone販売の37%を占めた。

「iPhone 11はラインナップの中で圧倒的な人気を誇るモデルです」と、CIRPのパートナー兼共同創業者であるジョシュ・ロウィッツ氏は述べています。「予想通り、昨年のiPhone XRに代わり、最も人気のあるスマートフォンとなりました。より高価なiPhone 11 Proと11 Pro Maxは、1年前の同等の最上位機種であるiPhone XSとXS Maxと比較して、シェアを向上させました。特に、最も古く、最も低価格のiPhone 8と8 Plusの販売シェアは、昨年の同ポジションのスマートフォンよりも低い13%と比較的低いものでした。新たな価格帯のリーダーであるiPhone SEの発売と、8と8 Plusのおそらく販売終了により、販売構成は変化し、次の四半期では新発売モデルがさらに重視されるようになるでしょう。」

CIRPは、iOSを使い続けた購入者の間で、以前の携帯電話の使用期間が過去4年間で大幅に長くなったと推定している。

「iPhoneユーザーがiPhoneをますます長く使い続けるようになっていることがはっきりと分かります」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べています。「直近の四半期では、購入者の28%が古いiPhoneを3年以上使い続けていますが、これは4年前のわずか12%から大幅に増加しています。iPhone購入者のうち​​、毎年買い替える人の割合は1桁台後半で安定しています。つまり、消費者が最新かつ高価なスマートフォンを購入する傾向が強まっていることは、Appleにとって朗報です。しかし、消費者がそれらのスマートフォンを所有する期間は、数年前の典型的な2年をはるかに超える長期に及んでいます。これにより買い替えサイクルが遅くなり、飽和状態の市場における需要が減少しています。」

CIRPは、2020年1月から3月にかけてiPhone、iPad、Macコンピューター、またはApple Watchを購入した米国のApple顧客500人を対象にした調査に基づいて調査結果をまとめた。