ロイター通信によると、サンディエゴの連邦判事は、アップルとクアルコムの特許使用料紛争でアップルの側に立った。カリフォルニア州クパティーノに本社を置くアップルは、世界最大のベースバンドプロセッササプライヤーであるアップルに対し、米国で11件の訴訟を起こしている。この訴訟は、米国で係争が続く間も継続される。

クアルコムは、他の法的問題が進行中の間、アップルの契約業者にロイヤルティの支払いを強制しようとしていた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、判事はアップルのメーカーが提起したロイヤルティ訴訟の棄却を求めるクアルコムの申し立てを却下した。つまり、アップルは当面の間、ロイヤルティの支払いを差し控えることができるということだ。アップルは「クアルコムは自社の技術の公正な価値を証明し、法廷で自社の事業慣行を擁護しなければならない」と述べている。
クアルコムは「本日の判決には失望しているが、申し立てには高い手続き上のハードルがあったことを認識している」と述べている。