Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)は、2018年3月31日を期末とする四半期におけるAppleに関する調査結果の分析を発表しました。CIRPの調査によると、AndroidユーザーがiPhoneに乗り換える場合、低価格モデルを購入する傾向があることが分かりました。また、Androidユーザーは、大型のPlusフォームファクターのiPhoneに乗り換える割合が不釣り合いに高いことが分かりました。
調査グループは、ある四半期にiPhone購入者の15~20%がGoogleのAndroid OSから乗り換えると推定しています。Androidに乗り換えたユーザーのうち、小型で安価なiPhone SEを購入する割合はiPhoneユーザーの2倍、最も高価なiPhone Xを購入する割合はiPhoneユーザーの半分となっています。

「iPhoneのマーケティングにおいて、AppleはGoogleのAndroidオペレーティングシステムの既存ユーザーを自社のiOSオペレーティングシステムへ乗り換えさせようとしています」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるジョシュ・ロウィッツ氏は述べています。「Appleの成功は様々で、乗り換える購入者の割合は季節によって変動します。私たちは、AppleのiPhoneに乗り換えたAndroidユーザーと、iPhoneをリピート購入するユーザーの違いを分析しました。Androidスマートフォンは幅広いモデルを提供しており、その多くが比較的低価格であることを考えると、以前のAndroidユーザーは最も低価格のiPhoneモデルに惹かれる傾向があります。また、iPhoneのすべてが彼らにとって新しいため、最先端の機能を備えた最新のフラッグシップモデルを購入する価値は低いのです。」
ただし、Android から乗り換えたユーザーは、Plus モデルをやや高い割合で購入します。
「Androidから乗り換えた人の39%がPlusモデルを購入したのに対し、iOSユーザーでiPhoneを買い替えた人は29%でした」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べています。「Androidメーカーは以前より大型のフォームファクターを提供してきたため、Androidユーザーも大画面のiPhoneを高く評価しているようです。」
CIRPは、2018年3月までの12か月間に米国でiPhone、iPad、またはMacを購入した2,000人の米国Apple顧客を対象にした調査結果に基づいています。
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