10月に発売されるAppleの新型iPhone Xには、「Face ID」と呼ばれる最先端の顔認識技術が搭載されます。KGI Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏は、もしこれがヒットすれば、将来のiPhoneとiPadでTouch IDに取って代わると予測しています。もし大ヒットでなくても、iOSデバイスにはFace IDとTouch IDが搭載されるでしょう。
Touch IDをまだ諦めないでください。Appleは「超音波ベースの力覚およびタッチセンサー」に関する特許(特許番号9,772,721)を取得しており、これはボタンではなく画面自体にTouch IDを実装したiPhoneやiPadを示唆しています。

Appleは特許出願の中で、グラフィカルユーザーインターフェース(iOSなど)やアプリと連携する際に、タッチデバイスを操作、移動、ポイント、タッチ、その他の方法で操作する際の力の強さを示すことができれば、ユーザーにとって有利になる可能性があると述べています。例えば、画面上の要素やその他のオブジェクトを、比較的軽いタッチで操作したり、比較的強いタッチや鋭いタッチで操作したりといった操作が可能であれば便利かもしれません。
Apple によれば、このようなケースでは、ユーザーが比較的軽いタッチで画面要素やその他のオブジェクトを動かすことができ、同時に、比較的強い、または鋭いタッチで同じ画面要素やその他のオブジェクトを呼び出したり選択したりできれば有利になる可能性があるとのことです。
Appleによる発明の概要は次のとおりです。「1つ以上のタッチセンサーと1つ以上の力覚センサーを備えたコンピューティングデバイス用の入出力デバイス。タッチセンサーは、接触または接触に近い状態が発生した1つ以上の位置を含むデータを感知する。力覚センサーは、接触が発生した1つ以上の位置における力の量の測定値を含むデータを感知する。」
「タッチセンサーと力覚センサーは、接触に反応した信号か、力の量に反応した信号かに応じて発生する信号に応答します。入出力デバイスは、タッチセンサーと力覚センサーに接続され、両方のセンサーからの情報を組み合わせることができる1つ以上の回路も備えています。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。