Appleの特許は将来のMacのARスクリーンを示唆している

現在、Appleの拡張現実(AR)への取り組みはiPadとiPhoneに集中しています。しかし、新たに取得された特許(特許番号9,830,844)は、これらの取り組みがMacにも拡大することを示唆しています。

この特許は、電子機器の透明ディスプレイに画像を表示する方法およびシステムに関するものです。言い換えれば、1つのディスプレイに別のディスプレイを重ねて、現実世界のオブジェクトと相互作用するARインターフェースを表示するというものです。このディスプレイは、1つまたは複数のディスプレイ画面と、それらのディスプレイ画面を電子機器の内部回路に接続するためのフレキシブル回路を含む場合があります。 

さらに、ディスプレイ画面は、現実世界の視認可能な物体に画像を重ね合わせたり、本来は不透明なディスプレイ画面に可視ウィンドウを表示したりすることも可能です。さらに、ディスプレイには、表示する画像に応じて使い分けられるアクティブディスプレイ画面とパッシブディスプレイ画面が組み込まれている場合もあります。

特許出願において、Appleは電子機器のユーザーインターフェースの一部としてディスプレイ画面を搭載するケースが増えていると指摘しています。説明には、デスクトップコンピュータ(「グラフィックデータ」のレンダリング用)やノートパソコン、そしてハンドヘルドコンピューティングデバイスが挙げられています。この発明が実現すれば、一部のMacにもタッチスクリーンが搭載される可能性があります。

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。