Appleは顔の変化を認識するFaceIDをさらに賢くしたいと考えている

Appleは、iPhoneとiPad(そして最終的にはMacにも)のFaceID機能の顔の変化認識能力をさらに向上させたいと考えている。同社は「顔認識に使用されるテンプレートを更新するプロセス」に関する特許(特許番号10,503,992)を出願した。

FaceIDのテンプレートは、iPhoneやiPadなどのデバイスに接続されたカメラで撮影されたユーザーの登録画像から生成されます。選択された画像は、ユーザーの顔の特徴を記述する特徴ベクトルを含むテンプレートを生成するためにエンコードされる場合があります。 

しかし、年齢を重ねるにつれて、顔の特徴は変化します。髭が生えたり、髪を染めたりするかもしれません。Appleは、FaceIDテンプレートを簡単に更新して、こうした変化を「認識」できるようにしたいと考えています。

特許の概要は次のとおりです。「デバイスを使用するユーザーを認証するための顔認識プロセスで使用されるテンプレートは、ユーザーの特徴が時間の経過とともに変化するのに応じて、デバイスによって更新される可能性があります。ユーザーの特徴は、顔の毛の変化、ヘアカット、体重の増減、加齢などの変化により、時間の経過とともに徐々に変化する可能性があります。顔認識プロセスで使用されるテンプレートを更新することで、ユーザーの特徴が変化しても、追加のユーザー登録を必要とせずに、認証を継続できるようになります。」