Apple Watchの売上は、2017年4月1日に終了したAppleの2017会計年度第2四半期において、前年比でほぼ倍増した。CEOのティム・クック氏は、Apple Watchは「世界中で最も売れ、最も愛されているスマートウォッチ」だと述べているが、同社は販売台数を公表していない。
しかし、ストラテジー・アナリティクスの最新調査によると、世界のスマートウォッチ出荷台数は前年比1%増で、2016年第4四半期には過去最高の820万台に達した。同調査グループによると、Apple Watchが成長を牽引し、世界のスマートウォッチ市場シェアの63%を占めて首位に立ち、サムスンは2位を維持したという。
別の調査会社Canalysによると、Appleは2016年第4四半期に四半期出荷台数の新記録を樹立し、スマートウォッチの総出荷台数が900万台を超えることに貢献しました。この世界市場における数字は、Appleの出荷台数600万台(前年比12%増)が牽引した形となりました。Canalysは、Appleは2016年に累計1,190万台のスマートウォッチを出荷し、世界市場シェアの約50%を占めたと推定しています。

ウェアラブルデバイスについて、クックCEOはAirPodsの需要が供給を大幅に上回り続けていると述べた。CEOは、ワイヤレスイヤホンの満足度が98%という最近の調査結果を引用した。Apple Watch、AirPods、Beatsの売上高はフォーチュン500企業に匹敵する規模だとクックCEOは述べた。
「Apple Watchは成功だと考えています」とクック氏はアナリストとの記者会見で述べた。「売上高は上位10市場のうち6市場で倍増し、ホリデーシーズン以外の四半期としては特に素晴らしい数字です。AirPodsの売上高はまだ立ち上げ段階にあり、需要を満たすには程遠い状況です。」
CEOはスマートウォッチの今後の展開についてはコメントを避けた。しかし、Appleは「非常に優れたパイプライン」を有しており、「この事業に引き続き注力していく」と述べ、今後さらに規模が拡大すると予測している。