フランス、反競争行為で来週アップルに罰金

ロイター通信は、匿名の「事情に詳しい関係筋」2人の話を引用し、フランスの競争監督機関が、流通・販売網における反競争的行為を理由に来週アップルに罰金を科す予定だと報じた。

関係筋の1人は、競争当局が月曜日にこの件に関する決定を下す予定だと述べた。両関係筋は、罰金の内容や金額についてこれ以上の詳細を明らかにしなかった。フランス競争当局はコメントを控えた。

2018年3月、アップルはフランス語サイト「MacGeneration」に対し、ブルーノ・ル・メール財務大臣(写真)による同社とアルファベット傘下のグーグルの「不正な商慣行」の罪についての申し立てについて声明を発表した。

ルメール財務相の事務所は、同省の詐欺対策局による調査で、2015年から2017年の間に、両社とそれぞれのアプリケーションストアで販売していた開発者との関係に「重大な不均衡」があったことが判明したと述べた。罰金は「数百万ユーロ」に達する可能性があると述べた。

Appleの声明は以下の通りです。「私たちは、フランス全土の数万人の開発者と強固な関係を築き、App Storeで10億ユーロの収益を上げてきたことを誇りに思います。これらの才能ある開発者の多くは、1人か2人で会社を設立し、その後、チームを成長させ、155カ国のユーザーにアプリケーションを提供するに至りました。これは、AppleのiOS、開発ツール、そしてApp Storeへの投資があってこそ実現できたことです。Appleは常にユーザーの機密性とセキュリティを守り、サードパーティ製アプリケーションとのユーザー取引にはアクセスできません。私たちは、フランスの裁判所でこれまでの経緯を共有し、この誤解を解く準備を整えています。それまでの間、私たちは引き続き、フランスの開発者の夢の実現を支援し、コーディングプログラムを通じてフランスの学生のコード学習を支援していきます。」