ラトビアのCOVID-19接触追跡アプリはAppleとGoogleの技術を採用

ロイター通信によると、ラトビアは、Appleとアルファベット傘下のGoogleが新型コロナウイルス感染者追跡を支援するために開発した新しいツールキットを活用したスマートフォンアプリを、世界で初めて導入する国の一つとなる予定だ。同国の「Apturi Covid(ストップ・コロナ)」アプリは、両社が先週発表した技術を基盤としている。

ラトビアのアプローチは、ドイツ、スイス、エストニアを含む欧州諸国による緩やかな連合体と足並みを揃えており、各国のアプリが国境を越えて相互に「通信」できるように取り組んでいる。ロイター通信は、モバイルローミングと同様に、「このような相互運用性により、ユーザーが海外を旅行してもアプリが機能するようになり、政府はパンデミックの第二波を引き起こすことなく、より自信を持って渡航制限を緩和できるようになる」と述べている。

AppleとGoogleは、公衆衛生当局が発行するアプリを利用するAndroidデバイスとiOSデバイス間の相互運用性を実現するアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)をリリースします。これらの公式アプリは、それぞれのアプリストアからダウンロードできます。また、今後数ヶ月以内に、AppleとGoogleは、Bluetoothベースの接触追跡機能を基盤プラットフォームに組み込むことで、より広範なBluetoothベースの接触追跡プラットフォームの実現を目指します。