
約3年前、Apple World Todayが立ち上げられた当時、最初のスポンサーの一つがTypedでした。Typedは、Realmac Softwareが開発し、Indiegogoで資金調達を行っていたシンプルなブログプラットフォームです。昨日、RealmacのDan Counsell氏が「大変心苦しいのですが…ついにtyped.comのサーバーを閉鎖する時が来ました」と報告しました。
Typedはしばらくの間、財政難に陥っていました。カウンセル氏はサービスを継続させるため、プラットフォームが広告で溢れかえるのを防ぎたいと考えており、2017年8月には、RealmacがTypedを将来にわたって引き継いでくれる別の企業を探していると発表しました。しかし、その企業は見つからず、同社は1月31日にTyped.comを閉鎖することにしました。
Typedは革新的でシンプル、そして低価格なサービスでした。当初はMarkdownエディタとしてスタートしましたが、その後、ホスティングサービスへの投稿機能を追加し、非常にシンプルなブログプラットフォームとして利用できるようになりました。しかし残念ながら、アプリとサービスの低価格では事業を維持できませんでした。おそらく多くの人がトライアルプランに登録したものの、ブログ運営に労力を費やすのをやめるか、WordPress、Medium、Tumblrなどの無料サービスを利用するようになったのではないでしょうか。
カウンセル氏は、ブログを続けたいユーザーに向けていくつかの提案を行いました。micro.blogとghost.ioはどちらもオープンソース/オープンウェブサービスです。Realmac独自のRapidWeaverは、Mac向けの強力で使いやすいウェブサイト開発ツールです。同社は、「さようなら」メールに返信したTypedユーザーには無料ライセンスを提供しています。