Appleは特許を取得しました。もし製品化されれば、Mac、iPhone、iPadに環境センサーが搭載され、スピーカーとマイクの保護性能が向上します。つまり、水、煙、過度の熱などを検知するとユーザーに警告を発し、ガジェットを保護できるようになるのです。
Appleは特許出願の中で、携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末などの電子機器には通常、マイクやスピーカーなどのオーディオコンポーネントが搭載されていると指摘しています。これらのコンポーネントは、機器のポートの背後に搭載されており、ポートを通して音声がオーディオコンポーネントとの間で送受信されます。

Appleは、状況によっては、デバイス周辺の環境温度を検知するために温度計などの環境センサーをデバイスに搭載することが望ましい場合があると述べています。環境センサーを搭載するには、周囲の環境とのインタラクションを可能にする追加のポートをデバイスに用意する必要がある場合があります。
しかし、デバイスに開口部が増えると、湿気などの不要な環境物質がデバイス内に侵入するリスクが高まります。Appleは、このため電子機器用の環境センサーを改良することが望ましいと述べています。
発明の概要は以下のとおりです。「環境センサーは、1つ以上の環境センサー部品と1つ以上の音響部品とを含むことができる。音響部品には、スピーカーまたはマイクが含まれる。環境センサー部品には、温度センサー、圧力センサー、湿度センサー、ガスセンサー、またはデバイス周囲の環境特性を検知するためのその他のセンサーもしくはセンサーの組み合わせが含まれる。環境センサーは、開口部を有する筐体を有することができる。」
「筐体は、剛性支持構造とプリント回路の一部から形成することができる。開口部は、剛性支持構造またはプリント回路に形成することができる。環境センサー用の筐体の開口部は、デバイスの外部構造部材の開口部と位置合わせすることができる。外部構造部材は、ハウジング構造またはデバイスディスプレイのカバー層とすることができる。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。