UBS調査グループの推計によると、ロイター通信が報じたところによると、スマートフォン大手のAppleは、今後2年間でグラフィックスチップ設計者のImagination Technologiesとの供給契約を段階的に縮小するため、同社に支払うロイヤルティは現在の3分の1程度になる見込みだ。

UBSのアナリストは、イマジネーション・テクノロジーズがアップルからのロイヤルティ支払いを受けなければ、2019年度までに赤字に転落すると予測した。さらに、この英国の半導体設計会社は、赤字是正のためにコスト削減策を検討する必要があると付け加えた。
フィナンシャル・タイムズ (購読が必要)によると、Appleは2年以内にImagination Technologiesの知的財産の使用を停止し、ロイヤリティの支払いを終了する予定だ。このテクノロジー大手は、既にカスタムCPUシリコン設計を行っているのと同様に、コア技術のさらなる制御を目指し、独自のカスタムグラフィックアーキテクチャの開発に取り組んでいる。